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キャバ嬢の期待がいっぱいありますよ
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2009/11/11 (Wed)
過去コラムで何度かこの手の恋愛話を書いていますがある経験で個人的に感じた事をまとめてみました。
私が若い頃、恋愛や結婚と言うものに憧れや夢を多少なり持つものだと捉えて来ました。

それは理想と現実では差があることも有りますが・・・・その理由に私の性格が奥手でだった事も影響して経験不足から尚更そう思っていたのですけど・・・。

その内、その手の経験をちょっぴり積んでいくなかで自分として何が必要か、何が大切かを考えるようになりました。

私は精神面や価値観などがある程度の共有が出来る必要性を他人へ重んじていた為、その事を知っている知人に言わせれば、他人への基準が高いように思われた事も多々ありますが、私としては相手に対して気を使いながら接していても続くものでは無いので、ある程度まで歩み寄れるような共通点を他人との接点に必要と考えました。

しかし、理想と現実は違うのでそんな上手くいくわけでもなく、現実問題としては経験で色々ありましたけど・・・・・。

所がつい最近この手の話で相談される中で不思議な経験をしました。

簡単に言えば相手のこう言う所が嫌だけど一緒(結婚)になろうとしている、又は一緒になったと言う話・・・・・・。

話の内容から、ただのお惚気の場合(笑)もあるのですが、話は人間性や価値観の相異が大きいレベルであり完全にお互いが合わないのであれば普通に考えれば次の他人を探せば良いだろうと言う話がよくあります。

この手のよく理解出来ない話を私は今までに何度も聞いていた為に普通に多いものだと思っていたら、どうやら多いという自体が珍しいと言う指摘を友人から受けた事も・・・・(こんな経験は普通は多く無いそうです)。

始めに話した「理想の人」と言うのは実際に存在しない事を誰もが理解しています(多分)。

それは自分を筆頭に人格的にも人間的にも人間は根本では未熟だからです。

そう思っていますのでその理想論を他人へ押し付ける為には自分の事を棚に上げながら相手を選んでいく事は誰もが普通に経験する筈だと思っていました。

誰でも誰かに好きになってもらうと自分がその人のことを好きかどうかと
いうことは関係なく悪い気はしませんよね。
でも自分を偽ってまで「もてたい」と思うでしょうか?

今日は私の友人Kのお話をしましょう。

私の友人Kは高校時代もてる男でした。
特にルックスがいいというわけではありませんでしたが、ノリがよく女の
子に少しだけ気を持たせるのが上手だったのです。周りにいる女の子たち
は「自分にも手が届くかもしれない」と期待するので、Kの周りにはいつ
も女の子がいました。

話はそれますが、異性にもてたいと思ったらKのように少しだけ相手に気
をもたせるともてるようです。あなただって誰かが自分のことスキかも、
と思ったら気になるでしょ。
それを逆手にとるのです。そうすると自然ともてるようになります。
ただ、この方法はあまりオススメできませんが・・・。

性格的にも悪い人ではなかったので男友達も多くいました。それがKを人
気者にしていた一つの要因でもあります。

高校1年の頃私とKは同じクラスになり、急激に仲良くなりました。
最初の頃「この人はいい人だからもててるんだなぁ」と漠然と思っていま
したが、友達としての期間が長くなるとKが適度な押しと引きで意図的に
もてるように仕組んでいるように思えました。
でもそうだとしても本人が好きでやってることだしなぁ。と思いしばらく
普通に友達として付き合っていました。

高校3年になってずっと彼女を作らなかったKが彼女を作りました。
2ヶ月くらいは順調に付き合っているようでしたが、ある日Kから一本の電
話がかかってきました。

それは「自分は自分ではない」という訳のわからない電話でした。
詳しく話を聞いてみると、Kは自分は意図的にもてるように仕組んでいて、
本当の自分をみてくれる人がいない。というのです。

Kは彼女ができたことで喜んでいましたが、彼女の方は付き合ってみてKの
ことを「つまらない」と感じたようです。彼女はKの性格や顔にひかれた
のではなく、Kがもてるというところにひかれたのです。だからKに彼女が
できて周りの女の子たちがいなくなると彼女にはつまらなかったのです。

私に電話がかかってきた日、Kはその彼女に上のようなことを言われてふ
られたのです。

Kは苦しんでいました。失恋の苦しみと自分がやってきたことはなんだっ
たのか?という葛藤・・・。

Kは普通の人なら1度は考えたことがある「もてたいなぁ」という軽い気
持ちからちょっと雑誌で見た受け売りのような言葉どおりにしてみたら
たまたま成功したらしいのですが、それが結果的に無意味で表面だけだ
ったと気づいたのは3年も経ってからでした。

彼は自分を演出して偽ってまで手に入れたものは何もなかったのです。
もちろん「もてたい」という彼の欲望は満たされましたが、恋人を作る
という点では失敗に終わったといえます。

今彼は偽ることをやめて本当の自分をみてくれる人と付き合って幸せに
暮らしています。結果論を言うと彼にとってはそういう時期が必要だっ
たとも言えます。経験しないと彼にはそういうことになるとわからなかっ
たでしょうからね。

もてるということは悪いことではありません。
Kの場合はほんの一例です。でも自分を偽ってまで相手に好きになっても
らっても意味がないということを言いたかったのです。

自分を偽って好きになってもらっても、付き合いが長くなるにつれて相手
もこちらの中身を知ることとなります。
よいお付き合いをするためには表面だけではなく、中身も一緒に好きにな
ってくれる相手を探したいですね。





上記記事抜擢。

恋愛って難しいと改めて感じました。
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